サイレントマニピュレーション

サイレントマニピュレーションとはsilent-manipulation

【画像】肩関節痛イメージ

サイレントマニピュレーションとは「肩関節周囲炎」いわゆる四十肩、五十肩と呼ばれている疾患に対して行われる治療法です。

五十肩は特にきっかけがなく肩に痛みが起こり、徐々に肩の動く範囲が制限されていき(肩が上がらない、洋服の着脱や背中のファスナー開閉困難)、夜間痛(寝返りが痛い、肩を下にして寝られない)も出現してきます。
原因としては、肩関節の関節包という部分に炎症が起き、縮んでしまうために起こると考えられています。

従来の治療としては肩関節への注射やリハビリテーションを行いますが、動きの制限が強い症例は改善しない事も多く、長期間かけての自然軽快を待つか、関節鏡などを使用した手術が行われていました。
近年、五十肩の新しい治療法として「サイレントマニピュレーション」という、入院せずに外来で行える治療方法が開発されました。
肩に麻酔を行い、動かすことにより、縮んでしまった関節包を剥がし、肩の動きを改善する治療法です。

治療の流れ

  1. エコー下で頸部に麻酔

    エコーを使用し、頸部の神経に麻酔を行います。約6~8時間程度、腕が動かせなくなります。

エコー下で頸部に麻酔
  1. サイレントマニピュレーション施行
    (非観血的関節授動術)

    固まった肩関節を動かしていき、縮んだ関節包を剥いでいきます。プチプチと音がしますが、麻酔がかかっているため痛みはありません。施行後は三角巾にて腕を吊り下げた状態で帰宅してもらいます。

    サイレントマニピュレーション施行01
    サイレントマニピュレーション施行02
    サイレントマニピュレーション施行03
    サイレントマニピュレーション施行04
  1. 翌日よりリハビリテーション施行

    翌日より積極的にリハビリテーションを行い、剥いだ関節包が再度縮んで固まらないようにしていきます。

合併症や骨粗鬆症などで適応外の場合もありますが、肩の痛みや動きの制限でお困りの方は、一度ご相談ください。