院長ブログ

腰背部機能障害に対するアプローチセミナー

2023.07.31

こんにちは。理学療法士の伊藤です。

私は今回大阪にて開催された「高齢者に多い腰背部機能障害に対するアプローチ」というセミナーに参加してきました。講師は整形外科リハビリテーション学会の理事も務められている赤羽根良和先生でした。

前日の土曜日にオンラインにて座学があり、日曜日に実技セミナーという流れで、頭の中がぱんぱんになる充実した週末でした!

座学では腰背部疾患で多い圧迫骨折、脊柱管狭窄症と、サルコペニアを中心に学びました。術前リハのお話も少しあり、自分が今まで意識していた介入部分とまた違った視点がいくつも増えました。

実技に関しては主に胸郭の動きについて学んできました。腰背部痛のある方は腰椎の上に位置する胸椎・胸郭の可動性が低下しており、胸椎後弯といって丸くなっていることが多いです。そのため腰が代償的に反ったりし、腰痛を発症しやすくなります。実技自体はとても特殊なテクニックを使うわけではありませんが、狙った筋肉や骨をしっかり捉えられていないと効果は出ないのでまだまだ練習が必要だと感じます。

胸郭の柔軟性を出すことは体幹の筋肉を使うためにも重要なので、学んだ実技をしっかり練習したいと思います!