院長ブログ

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理学療法に運動器エコー導入を目指して

2022.05.01

はじめまして、理学療法士の椿です。

初めてのブログの書き込みです(^^)

先日、第4回UKK運動器超音波セミナーに参加してきました。テーマは「末梢神経から運動障害を考える」で、実際に超音波エコーを使用しての組織の描出やエコーガイド下での運動療法を学んできました。

ちなみに岐阜県での研修でしたので岐阜まで行ってきました。なかなか行くことがないので岐阜駅前の写真をパシャリ。

 セミナーでは、医師と理学療法士が常に連携をとりながら患者さんの治療を進めていく上で、解剖学と超音波エコーが共通言語としての一つのツールになるというお話がありました。私たち理学療法士が超音波エコーを使用することで、患者さんに触れている部位が可視化(目で見て把握できること)でき、安全で正確な運動療法の提供につながると感じました。

当院では現在3名の理学療法士が在籍しています。院長と一緒に定期的に勉強会を行っており、さっそく今回のセミナーで学んだ実技を院長を患者さん役に練習しています!

これからも現状に満足することなく日々精進してまいります!

4/10 休日当番医

2022.04.10

こんにちは、院長の筒井です。

本日は当院が休日当番医です。

天気が良かったので、屋上で日を浴びながらの写真です。気持ちの良い外出日和ですね。

お昼も食べて、午後からの診療も頑張ります。皆様もおけがのないようにお過ごしください。

乳児、幼児のいらっしゃる方へ ベビーベッドあります

2022.04.07

こんにちは、院長の筒井です。

最近患者様の中で出産後の腰部痛や子どもの抱っこや授乳による手の腱鞘炎などで来院される方も増えてきています。その中には症状が悪化するまで我慢されてどうしても我慢できなくなってから受診されたり、特に授乳中ではお薬も使用できるものが限られているため、本当に痛い、つらい状況になってから受診される方もいらっしゃいます。お話を聞くとやはりお子様がいらっしゃるため、預け先がなく受診できない、リハビリなども受けられないという理由が多いです。

少しでもそのような受診しずらいという状況を当院でも改善できればと思い、ベビーベッドを用意いたしました。また妊娠中、授乳中の腰痛や症状に関しては薬も飲めないし、検査も出来ないし、なかなか治療がしようがないと思われることがあると思いますが、妊娠中や授乳中でも『ハイドロリリース』というお子様にほとんど影響がない注射の方法や、女性理学療法士(ウイメンズヘルス領域を日々学習中)による運動療法などで症状緩和の手助けが出来ればと思います。

今後もそのような症状はあるけども受診しなかったという方へ、少しでも良い医療を提供できるように、施設自体の改善を図っていこうと思います。

受診時にベビーベッドが必要な方はお気軽におっしゃってください。

(診察室)

(リハビリ室)

(待合室)

新しい治療機器を導入!

2022.03.30

こんにちは、院長の筒井です。

今回は新しい治療機器を2つ導入したのでご紹介します。

一つ目は『コンビネーション刺激装置EU-910』!!!、、、名前だけではさっぱり分かりませんね。

超音波治療機

これは超音波と電気刺激を組み合わせて治療できる機器です。超音波のマッサージ効果に加え、電流で血行を促し、痛みを軽減させていく治療法です。

二つ目は『オステオトロンV』!!!、、、こちらは超音波骨折治療器になります。

LIPUS(Low Intensity Pulsed Ultra Sound:低出力パルス超音波)の音圧効果により、骨折部位の骨の形成を促進し、骨癒合期間を約40%短縮できます。靭帯損傷や捻挫、肉離れなどの急性期にもアイシングと併用し、患部の消炎・鎮痛・組織修復の促進が期待できます。また急性期でなくとも、腱鞘炎(ばね指)など慢性的な疾患にも治療効果が期待できます。

上記の2つの機器を使用、または理学療法士による運動療法と併用することで、より治療効果を向上させることが出来ます。今後の治療に活かしていこうと思います。

医療は常に進歩しており、医療機器なども様々開発されていっているため、日々新しい情報をアップデートし、当院に組み込んでいき、患者様に提供していけるように努力していきます。

困ったことがあればお気軽にご相談ください。

肩があがらない四十肩・五十肩に サイレントマニピュレーション

2022.03.26

こんにちは、院長の筒井です。

最近サイレントマニピュレーションの治療法を知って、当院を受診される方が少しずつ増えてきています。この治療法が患者様の悩みや苦しみを解決出来る良い治療法であるため、私も積極的に勧めている所です。五十肩(=四十肩)だからと諦めて、治療せずに放って置いている患者様の一助になればと思い、再度この治療法について詳しく書いてみようと思います。


サイレントマニピュレーションとは「非観血的肩関節授動術」のことです。『観血的』とはメスなどで皮膚を切るなどの出血を伴う処置のことであり、『非観血的』なのでそういった外科的処置はしませんという意味です。また『授動術』とは動かなくなったものを動きやすくすることを言います。簡単に言うと手術をせずに固まった肩の可動閾を良くする処置ということです。外来で出来るため入院がいりません。


まずは簡単に五十肩についてですが、五十肩は肩関節の最も内側の『関節包』と言われる袋の部分で炎症が起こることから始まります。(下記の図参照)

正常な肩関節

この炎症期は、肩が痛くて少し動かすだけでも激痛が走り、夜も寝られないような疼痛を引き起こすします。その炎症期が終わると、凍結期といわれる肩が硬くなる時期に移行し、この時期は痛みは落ち着くのですが、肩が上がらないといった可動閾制限が出現します。これは正常では伸び縮みする関節包が炎症によって硬くなってしまったためです。その後解凍期といわれる硬くなった関節包が緩んでくる時期に移行し、肩が元のように動かせるようになります。これが五十肩の経過になります。

この経過で早めに自然と治る方は良かったですむのですが、なかには治らない症例があります。いつまで経っても肩が上がらない、また治るにしても1年や2年とかかることもあります。そんな痛みや肩があがらないといった症状に対して行うのがサイレントマニピュレーションになります。

サイレントマニピュレーションは五十肩で硬くなった関節包を医師が徒手的に伸ばしながら切ることで可動閾を広げる方法です。以下その手順と治療の流れです。

①ブロック注射

硬まった肩を動かすので痛みが無いようにするのと、筋肉を緩ます目的で処置前にエコーを使用し、頸部の神経に麻酔を行います。約6~8時間程度、腕が動かせなくなります。

エコー下で頸部に麻酔

②サイレントマニピュレーション

麻酔が効いたのを確認後、固まった肩関節を動かしていき、縮んだ関節包を剥いでいきます。プチプチと音がしますが、麻酔がかかっているため痛みはありません。施行後は三角巾にて腕を吊り下げた状態で帰宅してもらいます。

サイレントマニピュレーション施行01

③翌日よりリハビリテーション施行

サイレントマニピュレーション処置後は、リハビリがとても重要であり、当院では理学療法士による運動器リハビリを行っています。それによって更に関節可動域の改善と再拘縮予防を行います。

治療費は医療保険が適応されて3割負担の方で約6000円程度(初・再診料、リハビリテーション料は別途)です。

以上が四十肩・五十肩とサイレントマニピュレーションの説明になります。

サイレントマニピュレーションは比較的新しい治療法の一つであり、以前は対応できなかった五十肩も改善できるようになってきています。また五十肩の治療もサイレントマニピュレーションが全てではないので、肩の症状で悩まれている方は近くの整形外科に相談されてはいかがでしょうか。ただし全ての整形外科クリニックでこの処置を行っているわけではありませんのでご了承ください。

当院にもお気軽にご相談ください。

謎多き腰部痛 仙腸関節痛について リハビリ勉強会⑦

2022.03.11

こんにちは、院長の筒井です。

3月に入り少しずつ暖かい日も増えてきていて過ごしやすくなってきました。私は花粉症ではないので大丈夫ですが、花粉症のあるスタッフはきついようで目や鼻にきています。そんな姿をみているといつ自分も花粉症になるかもしれないと思い心配です。スタッフは漢方で対応しており、個人差はありますが小青竜湯が効くみたいですね。少しでも生活が楽になればと思います。

さて、この度は謎多き腰部痛の原因の一つである仙腸関節痛に対してリハビリ勉強会を行いました。

仙腸関節とは骨盤の関節で、仙骨と腸骨の間の関節になります。以前腰痛は8割程度が非特異性(原因がわからない)と言われていましたが、最近は研究なども進み腰痛に対して原因が解明されてきています。その中の原因の一つが仙腸関節痛です。

仙腸関節痛にも原因は多様ですが、多くは骨折や変形などの構造破綻ではなく、機能障害が原因と言われています。『仙腸関節に微小なずれが生じて機能障害が起こると、その周囲の組織、殊に後方の靭帯が過緊張になる。結果、靭帯やその周辺組織に分布する知覚神経終末や侵害受容器が刺激されて、疼痛が発生する』と考えられています。(「診断のつかない腰痛 仙腸関節の痛み」 より引用)

症状の多くは、腰部から殿部痛ですが、時にはふくらはぎや踵部なども仙腸関節障害が原因であることもあり、多彩な部位に症状が出現します。

その他特徴的な症状誘発動作としては

①仰臥位に寝ると痛い

②椅子に腰かける座位で痛い

③患側を下にした側臥位で痛い

などの症状があると仙腸関節痛を疑います。

診断はワンフィンガーテストといって痛い部分を人差し指で指さしてもらったときに上後腸骨棘という部分に指が向かうこと(下記の写真)、仙腸関節部にブロック注射したときに疼痛が軽快することなどで診断します。

レントゲンやMRIなどの画像検査では異常を示さないことから、見逃されることも多く、なかなか改善しないこともあります。もし同様の症状がある場合は近隣の整形外科でご相談してみてはいかがでしょうか?少しでも症状を改善させることが出来るかもしれません。

日本医師会認定健康スポーツ医

2022.02.19

こんにちは、院長の筒井です。

以前ブログで記載しましたが、研修を受けたことで日本医師会認定健康スポーツ医の資格を取得しました。今後も自分に必要な資格は取得していき、さらに知識・技術を身に着けていこうと思います。

常に進歩していくことを意識して、こつこつと1に努力、2に努力、3にも努力の気持ちです!

健康スポーツ医とは

『地域社会において運動への関心が高まってきていることや、特定健診後の保健指導における運動指導が重要であることから、運動を行う人に対して医学的診療のみならず 、メディカルチェック、運動処方を行い、さらに各種運動指導者等に指導助言を行い得る医師として日本医師会が養成した医師』

引用:日本医師会認定健康スポーツ医 http://nintei.med.or.jp/sportsdoctor/outline/

リハビリ勉強会⑥ 変形性股関節症

2022.02.16

こんにちは、院長の筒井です。

まだまだコロナウイルスが猛威を振るっており、身近な施設などでも感染の話を耳にすることが多くなってきました。いつ自分が感染してもおかしくない状況だと感じる日々ですが、よりいっそう標準的な感染対策を怠らず、自分の身は自分で守るという気持ちです。皆さんもお体にお気を付けください。

さて、そんななかでもクリニックとしてのレベルアップは怠らず、勉強会は引き続き行っています。今回は変形性股関節症についての勉強会を行いました。簡単にまとめておきます。

変形性股関節症は変形性膝関節症に比べて有病率は低いです。ちなみに膝関節の有病率は40歳以上で男性42.6%、女性62.4%に比べて股関節の有病率は1.0-4.3%と言われています。確かに診療を行っていてもそのくらいの比率だと感じます。

原因の80%が発育性股関節形成不全(DDH)と言われています。DDHとは子供のころの股関節脱臼や骨盤の臼蓋という受け皿の役割をしている部分が浅かったりするために将来的に変形性股関節症に移行していきます。

乳児期

発育性股関節形成不全

成人後変形性股関節症への移行経過

変形性股関節症のレントゲン写真

治療は、疼痛のコントロールとしての内服薬や股関節周囲の安定性向上のため筋力トレーニングを行います。それでも症状改善なく、股関節の可動域低下(靴下を股関節を曲げてはけない、あぐらをかけないなど)や歩行時の股関節痛が持続する場合は手術療法を検討します。

手術療法としては、年齢や状況に応じて、関節温存手術や人工関節置換術が行われることが多いです。

上記の症状や変形があったとしても変形性股関節症以外の疾患の可能性もあるので、近くの整形外科を受診し治療方針をご相談することをお勧めします。

引用:日本整形外科学会ホームページ、KYOCERAホームページ

クリニック改善にむけて 患者様アンケート

2022.01.20

こんにちは、院長の筒井です。

より良いクリニックにむけて患者様のアンケートを開始しました。

困ったことや改善点などあればアンケートに記載していただければ、今後のクリニックに反映していきます。

また嬉しかったことや良かったことなどの感想も大歓迎です。スタッフ一同そのようなお声を励みに日々診療を頑張っていこうと思います。

お時間があれば是非ご協力よろしくお願いいたします。

院内にも診察室前、リハビリ室への廊下、精算機の所に貼っていますので、お気軽に行って頂ければと思います。

リハビリ勉強会⑤

2022.01.18

こんにちは、院長の筒井です。

正月気分も抜け、日々勉強、日々精進という気持ちでばりばり頑張っています。

去年から始めていた理学療法士とのリハビリ勉強会もなんとか継続しています。今年一回目は整形疾患で症例の多い椎間板ヘルニアについて勉強会を行いました。

ちなみにですが、

よく『ヘルニア』という言葉を聞くことはあると思いますが、『ヘルニア』という言葉はラテン語の「飛び出る」という意味から来ており、『ヘルニア』自体は物というより、飛び出す動作を指しているようなものです。なので、例えば〈でべそ〉はへそ(臍)が飛び出たもので臍ヘルニアといいます。

以上のことより、一言でヘルニアと言ってもどこのヘルニアなの?なんのヘルニアなの?ということになります。整形疾患でよく言われるヘルニアは腰や首にある椎間板という背骨のなかのクッションの役割をしているものが飛び出た状態を椎間板ヘルニアと呼んでいます。下の画像はMRIで腰の部分をみています。正常画像と比較すると椎間板が飛び出ています。

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勉強会では豆知識だけではなくその他治療や病態なども考え検討しました。

今後も継続していこうと思います。