院長ブログ

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成田先生腰痛セミナーin香川!

2025.11.03

こんにちは!気温が一気に下がり乾燥が気になる季節になってきましたね!肌の保湿に余念がない理学療法士の山中です!

今回は香川県の穴吹リハビリテーションカレッジにて開催されました腰痛運動療法セミナー(筋筋膜性腰痛)に当院理学療法士が行ってきました!

筋筋膜性腰痛は文字通り筋肉や筋肉を覆う筋膜、または脂肪組織が原因で痛みを引き起こす腰痛です。局所ではなく広範囲に痛みを感じることが特徴です。筋•筋膜の滑走障害、過緊張などが痛みの原因とされており、まずはそれらを取り除く必要があります。

しかしリハビリをして一時的に痛みが引いても、原因となる動作や姿勢を改善しなければ繰り返し症状が引き起こされます。原因動作や痛みの増悪因子を特定するために問診、評価が非常に重要となります。

また筋•筋膜性腰痛にはストレッチが効果的です。ストレッチはやり方が重要です。やり方によってはストレッチしていても逆に筋肉が緊張してしまうこともあります。

筋•筋膜の滑走性改善には静的ストレッチが有効です。このときのイメージは「フライパンの上でバターが溶けるように」です。大きく呼吸し30秒ほど行うようにしましょう。

筋緊張の改善には動的ストレッチが有効です。人それぞれパフォーマンスを1番発揮できる筋緊張があります。動作のなかで自分にとって最適な筋緊張を学習することができます。

ストレッチの目的は筋•筋膜の質の向上です。筋細胞のターンオーバーは3ヶ月~半年ほどと言われています。質を変えるには時間がかかります。週に1度のリハビリだけではなく患者様本人が日々意識的に行うことが必要です。

原因を特定し患者様自身が運動により痛みが改善する成功体験を経て、自身で痛みをコントロールできるようになるまでがゴールです。

我々セラピストは患者様にとっての環境因子となります。いかに信頼関係を築けるかはセラピストの人間力•経験にかかってきます。日々の患者様との関わり方を今一度見直す良いきっかけとなりました。

今回学んだことをスタッフと共有し、より良いリハビリを提供できるよう精進していきます。

最後に昼休憩でうどんを食べました!とても美味しかったです!