2025年11月のブログ記事一覧Blog
第60回地域合同勉強会
2025.11.14

こんにちは。理学療法士の松本です。
この度、60回目の開催となる当院での地域合同勉強会が開催されました。
毎月2回、基本的には第二・第四金曜日で開催していますが、もう60回目となりました。当院スタッフや、業務後にも関わらず参加して下さる下関地区のセラピストの方々のおかげです。本当にありがとうございます。
さて、今回は『頚部痛の治療と評価』というテーマで、講師は当院の野間PTが担当しました。肩こりを主症状とする頚部の痛みに対する介入方法や、腕などに痺れや痛みを主症状とする頸椎症性神経根症に対する評価、介入の流れを、実技を交えて分かりやすく説明していただきました。

どこの感覚が低下していて、どこの筋力が低下しているのか、しっかりと一つ一つ評価をして仮設を立てて介入する事の大切さを、参加された方々は感じられたと思います。
解剖を理解する事は出来ても、実際に一つ一つ関節や筋肉を触る事に難しさを感じられた方もいるとは思いますが、少しずつ練習して、共に技術を高めていきましょう!

当院での勉強会の中では、超音波画像診断装置(エコー)を使用し、実際に狙っている組織を目で見て確認し、その組織まで手が届いているか、正確に触れているか等を確認します。
施設や病院にエコーがなくとも、勉強会に参加されることで、触診や、解剖の理解も深まると思います。
今回担当して下さった野間PT、そして参加して下さったセラピストの方々本当にありがとうございました。
次回は11月28日(金曜日)18時30分より『頚部疾患に対する評価と治療(胸郭出口症候群)』というテーマで、松本が担当させていただきます。初めて参加される方も大歓迎ですので、ぜひ参加されて下さい。
初めて参加される方は【tsutsuiseikei0101@gmail.com】こちらまでご連絡をお願いいたします。
小野志操先生「手関節セミナー」in京都
2025.11.10
こんにちは!理学療法士の德田です。
この度、11月9日(日)に、なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニックにて開催されました、小野志操先生による「解剖学に基づいた手関節の治療技術」に参加してきました!
今回のセミナーでは橈骨遠位端骨折後のリハビリに着目した内容がメインでした。橈骨遠位端骨折は転倒時、強く手をついた際に起こりやすい骨折です。
手根骨と呼ばれる手首より先にある小さな骨の触診から始まり、手関節の可動域を拡大するための治療技術を多く学びましたが、毎度ながら触診の大切さをわからされました。笑
橈骨遠位端骨折に対する最新の知見も多く知ることができましたので、クリニックに持ち帰ってスタッフに共有し、手関節の痛みで悩まれている方へより良い治療が提供できるよう精進して参ります。

運動器機能解剖学研究所(膝)
2025.11.08
こんにちは!
気温の変化に体が追いついていないPT岡崎です!笑
この度、11月8日(土)に岐阜県にある運動器機能解剖学研究所に当院PT2人で行ってきました!今回のセミナーのテーマは「膝関節拘縮に対する機能解剖学的運動療法」で講師は岸田敏嗣先生でした。
今回は、主に膝関節の可動域制限(膝が曲がらない、伸びない)に対し、可動域の改善に関する治療を学びました。改めて、可動域制限の原因や解剖を整理することが出来ました。

整形外科の外来では、膝の痛みを主訴に受診される方が多くいらっしゃいます。変形性膝関節症を中心として、階段昇降やしゃがみ込むと痛い、痛くて膝が伸びないなど、痛みと可動域の制限を伴う方は多いです。また、膝の変形が進行し人工膝関節の手術をされる方もいらっしゃいます。その中で理学療法士が出来ることは、無痛で膝がよく動くこと、支えれることを目標に治療することです。今回のセミナーでは即時的に可動域が変化する治療が盛り沢山あり、学んだ内容を練習・復習して膝の痛みで悩まれている患者様に貢献出来るよう精進していきたいと思います!!
運動器機能解剖学研究所のFellowになりました!
2025.11.04
こんにちは!最近プリン味のパルムにどハマりしている理学療法士の德田です!仕事終わりに誘惑に負けて買ってしまいます...笑
この度11月2日(日)に岐阜県の運動器機能解剖学研究所で「慢性腰痛に対する機能解剖学的運動療法」について教えていただきました。
一昔前までは腰痛の約8割が原因がわからない非特異的腰痛と言われていましたが、最近では「椎間板性腰痛」「椎間関節性腰痛」「筋筋膜性腰痛」「仙腸関節性腰痛」の4つ分類されるようになっており、痛みをだしている組織が何なのか、ある程度鑑別できる時代になってきています。
今回のセミナーでは、仙腸関節性と椎間関節性の腰痛に対する治療技術やその他の腰痛の解剖学や運動学を用いた知見を細かいところまで教えていただきました!
また、私事ですが、研究所の規定の研修を一通り受講した為、運動器機能解剖学研究所のFellow認定をいただきました。初受講から1年と3か月経ちましたが、新卒1年目から林先生をはじめとした運動器リハビリのトップランナーの先生方のもとで学べる環境をつくっていただいた院長、スタッフの皆様には感謝しかありません。
今後も現状に満足せず学びを継続していきます。そして、いつの日か地域の皆様に身体が痛くなっても「德田なら何とかしてくれる」と思ってもらえる様な存在になれたらと思います。PT德田の成長に乞うご期待ください!

成田先生腰痛セミナーin香川!
2025.11.03
こんにちは!気温が一気に下がり乾燥が気になる季節になってきましたね!肌の保湿に余念がない理学療法士の山中です!
今回は香川県の穴吹リハビリテーションカレッジにて開催されました腰痛運動療法セミナー(筋筋膜性腰痛)に当院理学療法士が行ってきました!
筋筋膜性腰痛は文字通り筋肉や筋肉を覆う筋膜、または脂肪組織が原因で痛みを引き起こす腰痛です。局所ではなく広範囲に痛みを感じることが特徴です。筋•筋膜の滑走障害、過緊張などが痛みの原因とされており、まずはそれらを取り除く必要があります。
しかしリハビリをして一時的に痛みが引いても、原因となる動作や姿勢を改善しなければ繰り返し症状が引き起こされます。原因動作や痛みの増悪因子を特定するために問診、評価が非常に重要となります。
また筋•筋膜性腰痛にはストレッチが効果的です。ストレッチはやり方が重要です。やり方によってはストレッチしていても逆に筋肉が緊張してしまうこともあります。
筋•筋膜の滑走性改善には静的ストレッチが有効です。このときのイメージは「フライパンの上でバターが溶けるように」です。大きく呼吸し30秒ほど行うようにしましょう。
筋緊張の改善には動的ストレッチが有効です。人それぞれパフォーマンスを1番発揮できる筋緊張があります。動作のなかで自分にとって最適な筋緊張を学習することができます。
ストレッチの目的は筋•筋膜の質の向上です。筋細胞のターンオーバーは3ヶ月~半年ほどと言われています。質を変えるには時間がかかります。週に1度のリハビリだけではなく患者様本人が日々意識的に行うことが必要です。
原因を特定し患者様自身が運動により痛みが改善する成功体験を経て、自身で痛みをコントロールできるようになるまでがゴールです。
我々セラピストは患者様にとっての環境因子となります。いかに信頼関係を築けるかはセラピストの人間力•経験にかかってきます。日々の患者様との関わり方を今一度見直す良いきっかけとなりました。
今回学んだことをスタッフと共有し、より良いリハビリを提供できるよう精進していきます。
最後に昼休憩でうどんを食べました!とても美味しかったです!


